八戸市は青森県南、岩手県北の商業と経済の中心にあり、商圏人口は約63万人と青森県内で最も人口密度が高く、北東北における中心的都市でもあります。
八戸の工業は、恵まれた水産資源と地下資源などを土台とし、臨海部を中心に発展し、現在では、多くの工業団地が整備されています。
八戸第1臨海工業地帯や八戸第2臨海工業地帯には、世界最大級の電気炉でフェロニッケルの製錬を行う大平洋金属株式会社や、亜鉛と鉛を同時に製錬できる世界最大のISP亜鉛製錬所である八戸製錬株式会社、ケミカルタンカーの製造で世界トップクラスの北日本造船株式会社のほか、三菱製紙株式会社、八戸飼料穀物コンビナートなど、臨海部ならではの製品づくりに適した企業が立地しています。
地域のニーズにあった研究開発を推進することを基本し、企業、大学、公設試験研究機関と連携し、研究開発事業への試験研究、技術支援などを行っています。
A 八戸北インター第2工業団地(約24.3ha) |
2024年度6月より分譲受付開始!/造成中 |
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B 八戸グリーンハイテクランド(189.3ha)分譲中 |
主な立地企業等:(株)アルバック、多摩川精機(株)、エプソンアトミックス(株)、桜総業(株)、住友電工電子ワイヤー(株)、サクサシステムエンジニアリング(株)、中発テクノ(株)、(株)PALTAC、朝日インテック(株)他 |
C 桔梗野工業団地(82.3ha)完売 |
主な立地企業等:(株)セイシンハイテック、八戸東洋(株)、アンデス電気(株)他 ※管理地あり、リースについては応相談 |
D 八戸第2臨海工業地帯(175.1ha)完売 |
主な立地企業等:三菱製紙(株)、八戸製錬(株)、東京鐵鋼(株)他 |
E 八戸飼料穀物コンビナート(17.0ha)完売 |
主な立地企業等:東北グレーンターミナル(株)、中部飼料(株)、JA全農北日本くみあい飼料(株)他 |
F 八戸第1臨海工業地帯完売 |
主な立地企業等:大平洋金属(株)、北日本造船(株)、高周波鋳造(株)、東北電力(株)八戸火力発電所 他 |
G 中野農工団地(8.8ha)分譲中 |
主な立地企業等:原精密ダイス(株) |
その他の地区 |
主な立地企業等:八戸セメント(株)、合同酒精(株) |
八戸市には、2007年に建設したLNG内航船受入基地「八戸LNG基地」がありましたが、北東北最大の工業地域であり、今後、さらなる天然ガスの需要増加が見込まれることから、2015年4月に東北最大規模の輸入基地となる八戸LNGターミナルが建設されました。
臨海工業地帯と桔梗野工業団地、八戸水産加工団地には総延長約22キロの導管を敷設。発電用に利用できる高圧導管も設置し、臨海工業エリアの広い範囲でインフラが整い、企業や工場はLNG・天然ガスへの転換が容易になりました。
2015年に八戸火力発電所が燃料を天然ガスに切り替えたほか、LNGへのエネルギー転換を図る企業が増えており、さらなる設備投資や雇用促進、地域の活性化が期待されています。