多彩な宝を掘り起こす
フィールドミュージアム 八戸
市全体を「屋根のない博物館」に見立てて、市内にある自然・祭り・食などの観光資源をテーマごとのギャラリーに、市民とともに八戸のまちの魅力を磨き上げていこうという、八戸ならではの構想です。
臨海工業施設などの産業の蓄積を観光資源としてとらえる「産業ミュージアム」、種差海岸を中心とする「渚ミュージアム」、是川縄文館や櫛引八幡宮などの「歴史・文化ミュージアム」、南郷地区の農村地帯の地域資源にスポットをあてた「田園ミュージアム」など。さらに、八戸三社大祭に代表される「祭り」、せんべい汁などの多彩な食の魅力をアピールする「食彩」、八幡馬や南部菱刺に代表される「物産」など各ミュージアムがあります。そして、これらの各ミュージアムすべての入り口の役割を果たすセンターミュージアムが「はっち」です。
祭ミュージアム

八戸三社大祭

八戸えんぶり
約300年の歴史を誇る「八戸三社大祭」や、農業と深く結びついた「八戸えんぶり」。こうした祭りや伝統行事も、人々の暮らしに根ざした観光資源です。季節ごとに開館し、子どもから大人まで市民みんなでつくりあげる「動くギャラリー」でもあります。
食彩ミュージアム
八戸は、新鮮なイカや八戸せんべい汁に代表される郷土料理など、多彩な食の魅力がいっぱい。八戸自慢の食材を一堂に集め、市民から観光客まで多くの食通をうならせる八食センターなど、食の街を代表するスポットもあります。
八の市内の朝市
八戸の中心街の地名には、三日町や八日町といった市日のついた名称が多く見られるように、古くから市日や朝市などでにぎわってきました。その名残か、現在も市内各地で朝市が開催され、多くの買い物客でにぎわいをみせています。

舘鼻漁港「湊日曜朝市」

陸奥湊朝市

いさばのかっちゃ
センターミュージアム
八戸は昔から横丁文化が根づいた街。中心街には、最も古いとされる「れんさ街」をはじめ、「五番街」、「狸小路」、「ハーモニカ横町」などがあり、レトロで懐かしい路地は市民や観光客に愛されています。八戸の文化芸術、観光と多彩なギャラリーの玄関口である「はっち」など中心街には、古き良きものと新しいものが融合されています。

みろく横丁

ポータルミュージアム「はっち」
田園ミュージアム
かやぶき屋根の家、水車、つり橋など、豊かな農村風景が残る南郷地区。農村地区にある地域資源を歴史的・文化的視点から見直し、発信していくというものです。美しい農村を舞台に、多彩なアートプロジェクトも行われています。

鷹の巣展望台から見た島守盆地

山の楽校 そば畑

ブルーベリー畑
歴史文化ミュージアム
2009年に国宝に指定された「合掌土偶」をはじめ、是川遺跡などを紹介する「是川縄文館」、1334年(建武元年)に南部師行によって築城された城跡を活用した「史跡根城の広場」、南部領総鎮守として約800年の歴史がある「櫛引八幡宮」など、八戸の歴史・文化を身近に感じられる「まち」です。

是川縄文館
渚ミュージアム
種差海岸は、「三陸復興国立公園」指定、「みちのく潮風トレイル」の一部開通、「種差海岸インフォメーションセンター」の完成など、震災後は次々と新しい魅力が加わり、訪れる人を魅了しています。

三陸復興国立公園「種差海岸」
物産ミュージアム
「南部菱刺」、「南部裂織」、「八幡馬」などの手工芸品や、「南部せんべい」など、人々の手から手へと世代を超えて受け継がれてきた「てわざ」の物産ミュージアムです。八戸にはぬくもりあふれる手仕事があり、人々の暮らしを彩っています。

日本三駒のひとつ「八幡馬」
産業ミュージアム
製造業、製紙業、食品加工、発電所まで、さまざまな工場群が広がる臨海地区。全国的に「工場萌え」がブームになるなか、八戸では「八戸工場大学」として、まちづくり、観光、文化、産業などさまざまな面から工場を一つの観光資源として魅力を発信しています。

第三魚市場完成